そこにエロガリレオ現る
昨年の夏、東野圭吾の「沈黙のパレード」が映画化された。
そこで原作小説である探偵ガリレオシリーズも一通り読破し、過去のドラマシリーズも改めて見返した。結果的に映画は見に行かずに小説で済ませてしまったのだが。
ドラマシリーズをみているとやはりあのテーマ曲が思い浮かぶ。
このテーマ曲を聴きながら仕事をしていると作業が捗る。
私はApple Musicの自分のプレイリストにこの曲を入れていた。
とある日の朝、地下鉄を利用していつものように職場に向かいながら、自分のプレイリストを聴いていた。
職場の最寄りの駅に着き、エスカレーターで地上に昇っている時に事件は起こった。
私の3段くらい前にいた女性のスカートが地下鉄から吹き上げてくる風によって大きく捲られ、パンツがめちゃくちゃ見えてしまったのである。
その時、私の耳からガリレオのテーマソングが流れ始めた。
頭を駆け巡る無数の数式。
私は湯川と同様に顔に手を当て、その現象をしばし観察した。
地上に出た瞬間、自分でも少し笑ってしまった。
とりあえず自分の後ろに人がいなくて良かったなと思った。
その後少し悶々とした気持ちで仕事をしたのは言うまでもない。
兎にも角にも、ガリレオシリーズの「容疑者Xの献身」は映画も小説もどちらも素晴らしかったので、知らない方がいたらどちらか是非見てみてください。