素晴らしき哉、我が人生

自分の半生と考えを書くブログです

そこに意図はあったのか

自宅から小学校までの通学路にはパチンコ店があった。

 

そこまで大きな店ではない。自分が中に入ったことがあるのは2回だけで通学中にトイレを借りた時と、裏手の駐車場の資材置き場のような場所で遊び、親と一緒に謝りに行った時だけである。

 

ただ今回はその話ではない。

 

そのパチンコ店の問題は外観にあった。具体的には自動ドアである。

自動ドアには「パチンコ」と大きな文字で書いてあった。

この文字は外から見て右側の自動ドアから始まっており、横のガラス窓に続くようになっていた。

 

簡単に言うとドアが開くたびに「パ」が消える仕様になっていた。

 

開店から約1年が経ち、その自動ドアは開かなくなり、横にある別のドアからしか入れないようになった。苦情が入ったことは明らかだった。

 

中学生の時にその店は潰れ、おそらく今も空きテナントになっている。残念ながら自動ドアの文言も消えてしまった。

 

店主は開店前から気づいていたのではないかと私は思っている。

ささやかで最低な遊び心をもって私たち子どもたちを楽しませてくれたと信じたい。

 

クリスマスイブに投稿する内容ではないなと思います。